みなさま、こんにちは。
さて、今回は
弱虫ペダル ネタバレ【646】をお送りします
Contents
あらすじ
本峰山の闘いから数日後、川田の勝利が不正による
ものだと疑う鏑木は「今度は小野田に何かする」と
今泉に告げる
そんな中、小野田が川田からサイクリングに誘われ!?
前回を詳しく読みたい方は弱虫ペダル ネタバレ【645】
をどうぞ!
静かな木陰で一休み
人ならどこでも楽しいんだ!!
それでは、弱虫ペダルのストーリーを一緒に見ていきましょう
RIDE-646:サイクリング
授業中、1人考えごとをしている川田
川田
「(明後日だ―――
明後日が約束の日曜―――
”2人でのサイクリング”―――
小野田との勝負の日だ
そもそも 納得いってねぇんだオレは
あのオトボケ小野田がキャプテン? 2連覇?
何でそうなる? 魔法か?
ザコキャラみてぇなツラして…ありえねェ!!
初心者レースだってリタイアしたあいつが!!
部活でも今泉や鳴子に頼りきりでよ
たまたま勝って 運がいいからって
かつぎ上げられてるだけだ
よっぽど強いヤツのいねぇ『クソ大会』だったんだな
この2年間の『インターハイロードレース』は!!
あのニヘラ笑いで
つらさや苦しさも知らねーツラで
何の苦労もなく―――)」
握りしめたシャープペンシルの芯が折れる
川田
「(やっぱオレ…… あいつ嫌いなんだな…
イラつく!!
何の苦労もなく―――
オレの欲しいモン 全部手に入れやがって!!)」
放課後になっても考えを巡らせる川田
川田
「(けど――― 明後日の――― 勝負…
確実に勝たなきゃならねェ
何ンか作戦がいるな………
この間の杉元ん時ぁ あいつがクソマジメ
ルール野郎だったから助かったが
小野田がそうとは限らねぇ
オレもちったぁ乗れるようになったとはいえ
あいつの登りにはさすがについていけねぇ
あいつ小さくて軽いからな)」
手にしているリュックを見て何かを思いつく川田
川田
「(……!! そうか
もしかして『これ』を使えば――――!!)
いける!! いけんぞオレ!!」
2日後の日曜日
早朝からの4時間のチーム練習を終えた解散後
連なって走る川田と小野田
小野田
「へぇ――― 意外に走りやすい道あるんだね
こっちの方も 川田くん!」
川田
「アァ… 小野田
(来た この日が ついて来た のこのこ!!
全開で長時間練習してスカスカになったその足で!!)」
小野田
「今日の練習もきつかったねー」
川田
「アァ オレもキツすぎて途中で千切れたよ
やっぱおまえら強えぇよなー」
にこやかに走ってると思いきや、川田はこんなこと
を考えていた
川田
「(悪いがオレは序盤にチームから
『わざと』千切れてゆっくり走った…!!
疲労はない!! 足は十分に残っている!!
オレに必要なのは 確実な勝ち!!
小野田と勝負して勝ったという実績!!
そうして部内での発言を強める
そしてゆくゆくはレギュラーメンバーとして
インターハイに出場する!!
やるぜ やる!!
杉元に続いて おまえを倒す!!)」
川田はにこやかな態度で話しかける
川田
「さっきからキョロキョロしてるけど
こっちの方 あんま来ねぇのか
そうか 信号多いから自転車部はあんま使わねぇか」
小野田
「うん そうだね」
川田
「この先に陸上競技場があってよ
テニスコートも8面あるから テニス部ん時は
オレはよくこっちの方来てたんだ」
小野田
「へ―――」
川田がふらつくのに気づく小野田
小野田
「さっきからフラついてるけど大丈夫?
リュック何入ってるの?」
川田
「アア……… あとで言うワ
オレがフラついてんのはどうやらクセみたいなモン
らしくてよ
何かキツくなるとフラつくみたいで練習中に鳴子
から指摘されて『フラつきダンシング』とか名前
つけられたよ」
小野田
「へ――― あはは」
川田
「しかし なつかしいよな―――――
いや… 初めてか 小野田と2人で走るのなんて
実際1年生レースのあとって
オレ1週間くらいしか自転車部にいなかったからな
―――――
あん時ゃ金城さんにも止められたんだ
1年生レースでよ 思った結果出なかったからよ
すぐやめるつったんだけど 金城さんは―――」
金城に「あと1週間在籍し共に練習に参加しろ
決めるのはそのあとでいい」と言われたことを明か
す川田
川田
「でも当時のオレは結果が出ねぇことへのイラ立ち
をおさえられなくて―――――
やめちまった」
小野田
「そんなことが… あ…でも
それって川田くんの努力は金城さんには認めら
れたってことだよね」
川田
「あぁ… だから今は それ反省して
もっ回 入部させてもらったわけよ」
小野田
「え えらい!! えらいよ川田くん!!
すごいよ!! なかなかできないことだと思うよ」
川田
「はは そうか? オレって特別?」
にこやかに話しているようで、心の中では違う
ことを思っている川田
川田
「(やっぱり金城の話は食いつきいいな
つか!! 『えらい』って何だよ
上から目線かよ こいつ!! 小野田のくせに!!
さて――― 今日の目的はなごむことじゃねぇ!!)」
川田は小野田に提案する
川田
「今日は景色いいとこ行こうと思ってるんだ
陸上競技場の脇から裏山に登る道があってよ
そこ登ろうと思ってるんだ 大丈夫か?」
その提案に小野田は嬉しそうになる
小野田
「登り! うん いいよ!!
でも練習終わりだから ちょっと早くは登れない
かな~~」
川田
「ははは だよな (だろうな!!)」
川田が言っていたのはものすごい急勾配の坂だった
小野田
「わぁ―――っ こんな道あったんだ」
嬉しそうに坂を見上げる小野田
川田
「いいカンジだろ―――?
山ん中にある森中神社に裏からつながってんだ」
小野田
「へぇ――― 森中神社に」
川田
「距離は5.5㎞ 平均勾配5.6%」
小野田
「?」
川田
「くねってはいるが路面はそれほど悪くない」
小野田
「え」
川田
「森中神社の駐車場の手前に白いラインがあるから
そこがゴールラインだ!!」
急に雰囲気が変わる川田に驚く小野田
小野田
「えっ え!? 川田く……?」
川田
「やろうぜ」
小野田
「え!?」
川田
「勝負 いいだろ 小野田
オレが勝ったら『キャプテンの座ゆずれよ』!!
おまえがボヤボヤやってるより100倍いい部に
してやるよ」
小野田
「あ え!? いや… キャプテンを!?」
川田
「よっしゃ」
小野田
「それは―――――
皆さんで決めたことだからムリ…」
川田
「よっしゃああッ スタートだ!!」
勝手に勝負を始めてスタートダッシュする川田
小野田
「あ まって あ…ちょっ あ あわわっ」
慌てた小野田は自転車ごと横倒しに倒れる
川田
「(マジか コケた
素でいって勝てんじゃねーのか もしかして
このまま!!)」
調子いいことを思った川田は、その瞬間隣に追い
つき並ぶ小野田に驚く
川田
「ひいっ な!! マジか
たった今 おまえ 下にいたろ!?
(軽いってだけでこんなに速いのかこいつ!!)」
小野田
「だから勝負はしなくていいでしょ?
ゆっくり走ろうよ
か 川田くんはまだ入りたてだしやっぱり…」
川田
「”やっぱりボクには敵わない”か!?」
小野田
「あ いや まぁ そういうつもりはないんだけど
これまでの実績というか……」
川田の剣幕に焦って言い訳する小野田
川田
「だよな―――」
小野田
「そ そうだよ だから仲良く走ろうよ…」
川田
「オレも実力差があると思ってる
だから『そういってくれると』思って用意した」
川田は背負っていたリュックを開けて見せる
そこには水の2Lペットボトルがギッシリと詰まっ
ていた
小野田
「(え!?
リュックの中は… ペットボトル!?)」
川田
「これ背負って走ってくれよ
水のペットボトルが6本入ってる
ハンデ戦だ これなら平等だろ!!」
感想
せこい!! せこすぎるぞ川田!!
自分の欲しいものを全部持ってる小野田くんが
羨ましいから、だから嫌い、だからイラつく
ちゃんと努力して、正々堂々と勝てばいいのに
まともにやったら勝てないからってハンデ戦??
ハンデ貰っておいてそれで勝っても、それって
小野田くんに勝ったことになるわけ??
杉元くんに勝ったのも自分がズルして勝ったことの
自覚はあるんだなと思いましたが(笑)
ズルして勝った自覚はあっても、勝ったことを
自慢しちゃうんだなぁって
それって人には厳しいのに自分には甘々じゃない?
どこが苦労して耐えてきた雑草なんだよ
そんなの勝ったうちには入らないって思わないのですね
一瞬で追いついてた小野田くんさすがです!
重いペットボトル背負わされても負けない気が
するけど、ちょっ荷物のせいでフラつく感じは
あるのかな?という気が
私たちも自転車の後ろの荷台に米5kgとか載せてると、
意図しないのにフラついたりしませんか?
あんな感じになったりするのかと
でもここで小野田くんの夏休みの経験が生きてくるのか????
後輪がフラついても対応できちゃう的な
そもそも金城さんに「あと1週間練習に参加しろ」
って言われた意味を分かってないですよね
絶対1週間練習に参加していないはず
ちゃんと参加してたら小野田くんを逆恨みなんて
してないはず
そもそも自転車部をやめていないはず
そして、今泉くんと鳴子くんはちゃっかり先回り
してゴールにいそうな気がするのですが(笑)
川田くんが難癖つけても言い逃れできない感じに
そろそろウザい川田くんを成敗して欲しいです
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