みなさま、こんにちは。
さて、今回は
弱虫ペダル ネタバレ【645】をお送りします
Contents
あらすじ
レギュラージャージをかけた本峰山の闘いは、
杉元の奮戦むなしく川田の勝利で決着した
勝負中に不正があったことを告げようとする鏑木、
しかし杉元はそれを制止し、敗北を受け入れる
そして、あの激闘から数日がたって……!?
前回を詳しく読みたい方は弱虫ペダル ネタバレ【644】
をどうぞ!
予期せぬ現実…!!
それでは、弱虫ペダルのストーリーを一緒に見ていきましょう
RIDE-645:優越
総北高校テニス部が朝練をしている
3年生がフェンスにもたれかかりながら2年生に
指導している
偉そうな態度の3年生にフェンス越しに話しかける
川田
川田
「いやいや… 3年なってこの時期に練習見にきて
先輩風吹かせてる あんたらの方がダサくね?」
テニス部先輩
「あ!?」
川田
「ダセぇつったんだよ
もうアンタらのアドバイスなんか誰も望んでねー
ことにそろそろ気づけつーの
3年はおとなしく受験ベンキョーでもしといて
くださいヨ」
テニス部先輩
「おまっ… 川……
な…なんだ そのカッコウ……!?」
川田
「ちょっと髪染めたくらいで規律違反だとか何とか
ギャーギャー文句言ってきてよ
マジがまん限界だったワ
いや―― 辞めてよかったすワ―――
”テニス部”…!!」
テニス部先輩
「うちの 高校の 自転車競技部…て
インターハイ2年連続総合優勝…だよな!?
マジ…か!? それ…おまえ
自転車競技部のレギュラージャージじゃねェか!!
川田!!」
川田
「ああコレ? まぁ
これ着てたヤツと勝負して オレ勝ったんで
ゆずってもらったんすよ 快く」
レギュラージャージを着て自転車にまたがる川田の
姿に驚愕するテニス部先輩たち
テニス部先輩
「………マジか」
「そ それ着てたヤツに… 勝ったてのか」
「あいつ 部活変えてからまだ1週間くらいだぞ」
「う…」
不敵に笑いながら言う川田
川田
「何ンか言ってましたよねセンパイ
オレ 辞める時 何ンだったかなァ……」
先輩はテニス部辞めて自転車部に行くという川田に
どうせどこ行ったって駄目だと言っていたのだった
川田
「どこ いったって?
何がダメだって!? ダサ3年がよ
正直 おまえ1年2年から煙たがられてんだよ
『スモーク』ってアダ名ついてるぜ 裏で」
そこに女子テニス部の1年生たちがやってくる
女子テニス部1年
「わっ川田さん」
「え それ レギュラージャージじゃないですか」
「もうレギュラーになったんですか」
「自転車部って全国1位なんですよね!?」
「すご―――」
1年女子の歓声に包まれながら、朝練に戻っていく
川田
川田
「(いやぁ… この学校におけるこのジャージの力
すげぇわ!! ハンパねェ!!)」
昼休み 2年の教室にて
今泉の席の前で仁王立ちしている鏑木
今泉
「よくおまえ 2年の教室で先輩に向かって
スゴめるな」
周りの注目を集めている2人
鏑木
「ともかく ここは人目がありすぎます!!」
今泉
「いや おまえがいきなり入ってきて
ギャーギャー叫んでんだろ」
鏑木
「場所変えますよ!! 場所変えて―――――」
校舎裏に移動する2人
鏑木
「メシ食いましょう!! 一緒に!!」
今泉
「どういう誘い方だよ
ていうか何でオレがお前と2人きりでメシ食わな
きゃならないんだ きもちわるいな」
鏑木
「え!? オレは ヤじゃないすけど!!
たまには後輩とメシ食ってくださいよ!!」
今泉
「え――――― 1人がいい」
鏑木
「先輩らしさゼロコメント!!」
視線で鏑木を促す今泉
鏑木
「川田… あ いや 川田さんのコトす!!
それ話したくて あんま 聞かれない方が
いいかなって」
今泉
「別に… 教室でもよかったろ」
鏑木
「正直!!
オレあいつ 辞めさせた方がいいと思ってます!!
あいつはトラブルの元ですよ!!
態度悪いし 言葉も悪いし あ… 目つきも!!
マジこの間の本峰山の練習で杉元さんから先着
うばってからは 更に態度でかくなってるんです」
この間定時に自分の自転車を洗わせ、さらに兄の
杉元が練習不足で弱かったなどと嫌味を言ったと
いう
鏑木
「ふざけんなでしょ!?
だいたい汚れた自転車は自分で洗う決まりでしょ!?
それを押しつけて!!
あいつたぶん 定時がどんだけショックうけてるか
わかっててやってんすよ
マジ性格ムシ以下すよ!!
あんなヤツいても害悪す!!
今泉さんの権限で辞めさせてください!!
すぐに!!」
怒って声高に言う鏑木と対照的に、静かに答える
今泉
今泉
「オレはこの1週間あいつの練習態度を見てきた
口数は多くて走りはラフだが
練習についていこうという意思は強い
負けん気も強いし 千切れても必死でもがく
ロードレースでは必要な意思だ」
目を見張る鏑木
今泉
「態度が悪かろうがキャリアがゼロだろうが
自転車にまたがり
ゴールに誰よりも早くたどりつけば
1番の賞賛をあびる それがロードレースだ
人がよかった――――― 態度がマジメだった
たくさん練習したからと言って
それはリザルトには反映されない」
鏑木
「…………… ですけどあいつは不正…」
不正したことを言おうとして杉元に口止めされて
いることを思い出し、言葉を止める鏑木
鏑木
「くそ!!
とにかく あいつはイカれたヤなヤツなんです」
今泉
「だから排除するのか ヤなヤツは皆 排除して
仲良しクラブでも目指すつもりか?」
鏑木
「!!」
今泉
「それがおまえの理想か?
いろんな意思があっていい ヤなやつがいていい
そいつの意思を変えたければ
強さでねじふせればいい それだけだろ」
無言で弁当の蓋を閉める鏑木
鏑木
「マジ…すか マジすか!!
オレはもっと今泉さんは話のわかる人だと思って
ましたよ!!
今泉さんは川田をこのまま部にいさせていいと
思ってるんすね」
今泉
「……… そうだな
あいつはレギュラーになりたいと公言している
部内で競争することは決して悪いことじゃない」
鏑木
「ああ わかりました わかりましたよ
前から今泉さんのことほめてた杉元さんが
かわいそうに思えてくる!!
もういいす!! オレ!!
鳴子さんに相談します!!
失礼します!!」
弁当を持って立ち去ろうとする鏑木の背に声を
かける今泉
今泉
「ムダだ 鏑木
鳴子もたぶん オレと同じことを言う」
鏑木は怒りの表情で振り返る
鏑木
「じゃあ オレも言いたいこと言いますよ」
今泉
「あ?」
鏑木
「これはオレの勘ですけど たぶんですよ
いや 確信に近いですけど
あいつ 近い内に 小野田さんに」
今泉
「!」
鏑木
「小野田さんに何かしますよ!!
あいつ小野田さんのこと
メチャクチャ ナメてます!!」
放課後 廊下で川田が小野田に声をかける
川田
「なぁ 小野田
今度の日曜どうだ? 練習終わりにさ
2人きりでよ サイクリングしねぇか
あの日の思い出話に 花咲かせてぇんだ……オレ」
小野田
「川田くん………
サ サイクリング!? う うん いいね
た 楽しそうだね
あ でも 来週は…
次のレースのエントリーの提出期限で…
ちょっとムリ…かな…でも」
川田
「じゃあ再来週は?」
小野田
「うん 再来週なら」
小野田に見えない角度でニヤと笑う川田
小野田
「あ この間の本峰山の練習の時の
杉元くんとの勝負 ボクは直接見てなかったけど
すごいよね川田くん いきなり勝つなんて!!」
川田
「才能だと思うワ」
振り返り言う川田
無邪気に川田を褒める小野田
川田
「再来週はおまえの武勇伝も聞いてやるよ
昔話しながらゆっくり走ろうぜ
まぁ少し ちょっとした勝負なんかも挟みながらよ」
感想
鏑木くんかなり怒ってますね
でも今泉くんのいう「仲良しクラブじゃない」
「強いヤツが勝つ」「悔しかったら勝て」って
いうのも正しい
これ、不正のこと言ってないけど、今泉くんと
鳴子くんは川田くんが不正して勝ったことに気づいてますよね
それでも勝ったヤツが強い
それでも部内で競争意識が高まった方がいい
そういうことですね
次は小野田くんに勝てる気の川田くんですが、
小野田くんの見た目に山王をナメてかかった他校
選手たちがレースで痛い目を見たように、
川田くんも挫折する、かなぁ?
なんだかんだいって、川田くんってインターハイ前の
1000㎞合宿の時まではいるような気がするんだけどなぁ
さてどうなるでしょう
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